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ワインハート管理人のワイン日記

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シャトー・ムートン・バロンヌ・フィリップ 1987

アルマイヤックのワインを偉大なものに昇華させたもう一つのムートン

 聞き慣れないシャトーだと思われる方も多いかもしれませんが、これは現在シャトー・ダルマイヤックと呼ばれているシャトーです。1933年にフィリップ・ド・ロートシルト男爵が買い取り、そのためムートンの名前が入っていましたが、現在はかつての所有者だったアルマイヤック家に敬意を表し(そしてわかり辛さを回避するために)昔の名前に戻して販売されています。メドックの格付けはクレール・ミロンと同様に5級です。
 色はふちがブラウンのガーネット、もうかなり時間が経っていますがまだまだ大丈夫です。香りはすばらしくクローブやシナモン、枯れた葉、コーヒーのようなロースト香、ナッツを煎ったような香り、ドライフルーツのような印象が続きます。熟成されたブーケがすばらしいですね。

シャトー・ムートン・バロンヌ・フィリップ 1987

 味わいはとてもスムーズなアタックで、全体的に果実味が丸く、酸とうまく調和しています。タンニンは滑らかでバランスはとてもよく、味わいもすばらしい物です。ひさびさに熟成されたおいしいボルドーを堪能できました。
 1987年のボルドーはメルローは大成功でしたが、カベルネ・ソーヴィニヨンは収穫時に雨に見舞われてしまいました。そのためガシっとした印象と言うよりは少し柔らかな物腰のワインが多いとのことです。ムートン経営の格付けシャトーともなればしっかりとした選別は行われているはずなので、このようなワインにする事が出来たと言えるでしょう。
 出来の悪い年、というとあまり良い印象は無いと思いますが、その分ワイナリーの努力によって報われる部分も多く、どこに力を入れたかでワイナリー毎の個性も豊かなワインになります。もちろん偉大な年の味にはなれず、長期熟成は望めませんが、ワイナリーの努力に思いを馳せながら飲むのも感慨深い物がありますね。


シャトー・ムートン・バロンヌ・フィリップ -ワインハート
シャトー・ダルマイヤック -ワインハート

レビューポータル「MONO-PORTAL」

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